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手作りアルバムすすめ隊
ベビーアルバムの台紙について(vol.5)
フォトアルバムには色々種類がありますが、写真を貼り付けるアルバムの台紙にも種類があります。 フォトアルバムを買うときは「デザインや金額」で選び、購入したアルバムに付いていたのがその台紙だった」という方が多いかと思います。でも写真を貼りつける台紙にもちょっと目を向けてみてください。
写真台紙にはどんな種類があるの?
台紙にも色々あるのです
大まかに分けると「色」「厚み」「素材感」があります。 現在のフォトアルバムはフィルムタイプ、のり付きのものが主流ですね。表面のフィルムをはがして、のりが付いた台紙に写真を張り付けるタイプです。
色の種類
昔はアルバム台紙といえば「黒」「白」「アイボリー」「クラフト色」くらいのものでしたが、今は「ブルー」や「ピンク」、キャラクターのプリントが入ったものなど豊富な種類があります。
私としては赤ちゃん、小さな子供用のアルバムは写真が映えるよう、シンプルな「白」「黒」がおすすめです。
台紙の厚み
台紙のメーカーによって差があるようですが、大きく分けると「厚手」と「薄手」の2種類です。
それぞれのメリットとしては
薄手の台紙:「軽い」「台紙の枚数を多めに増やせる」
厚手の台紙:「台紙がしっかりしている」
素材感・質感
台紙の「糊」の入り方や「台紙の素材」で雰囲気が違います。細かいところですが、見比べてみると違いがわかります。
耐久性
写真台紙の素材は「紙」のものが多いのですが、使われている「紙」の素材や「表面のコーティング」などで「台紙の張り(硬さ)」や「変色のしづらさ」などにこだわった台紙も販売されています。
有名なもので「100年台紙」「プラコート台紙」があります。
アルバム台紙の推奨を25枚までとしている理由
※当店の大きなサイズのアルバムの標準台紙をナカバヤシさんのプラコート台紙(白)へ変更しました。
今まで当店で使っている大きなサイズのアルバム台紙は標準で薄手のタイプでした。
薄手の台紙だったため、最高の枚数を今までは35枚までとしていました。
それは実際のアルバムサイズと厚みのバランス、ビス止めの強度的にも大丈夫かを考えて35枚でした。ただ台紙のそり、ということは避けられないようです。
台紙のそりは中にいれた写真や装飾の厚みと重さで必ず発生するのですが、台紙枚数が多くなれば比例してそりも大きくなります。
アルバムメーカのさんにも話を伺ってみました
ナカバヤシさんの100年台紙やプラコート台紙を使ったアルバムも大体20~25枚が推奨となっているためなぜなのかお尋ねしたところ、その「そり」が理由で推奨枚数としているとのことでした。
でもやっぱり写真をいっぱい収めたい!
可愛くていっぱい写真を撮ってしまったので、やっぱり台紙35枚がいいなぁ~というお声も頂戴します。なのでライトタイプ台紙もご準備しております。2019年8月以前に使用していたライトタイプはメーカー廃盤になってしまったために入手できませんが、代替のものをご用意させていただきました。ご活用ください!
100年・プラコート・ライトタイプの台紙
標準台紙をプラコートに変更しました。
ベビーアルバムや小さな頃の写真をいれたアルバムはやはり保存の期間が長いので、台紙の劣化がきになるところです。劣化として考えられるのは紙の素材部分が紫外線による変色、湿気によるカビや変形などです。
保存時に紫外線にあたらないようにすること、湿気がこもる場所での保存をしないことを心がけたいところです。
ナカバヤシさんのアルバム台紙に「100年台紙」「プラコート台紙」というものがあります。
“↑画像:ナカバヤシさんHPより引用:”
100年台紙はその名の通り、100年もつようにと開発されたそうです。台紙の表面をアルミ素材でコーティングされています。
“↑画像:ナカバヤシさんHPより引用:”
プラコート台紙はプラスティック素材で台紙をコーティングしてあります。
メーカーさんにお話をお伺いする機会があったので、台紙について詳しく聞いて見ました。
私はずっとこれらの写真台紙は「写真」を永くきれいな状態で保てるための台紙だと思っていたのですが、目的は台紙自体が長持ちするようにと作られたものだそうです。
台紙の「変形」「変色」「劣化」を考慮して作られていて、「100年台紙」「プラコート台紙」は従来の台紙より「高い品質」で作られているそうです。
「アルバムの中の写真は?」とお尋ねしたら「アルバムの中に収めていれば「紫外線」があたることもないし、フィルムで表面も守られているので十分守られています」と、言われてみればその通りです。
このお話を機に当店でも「100年台紙」「プラコート台紙」の取り扱いをはじめることになりました。
標準はプラコート台紙です
さらに高いグレードの台紙をご希望の方には「100年台紙(黒)」との入れ替え(追加料金あり)を行います。
「100年台紙」ブラックのみへの変更となります。
表面の雰囲気は、「プラコート」「100年台紙」は表面にすこし光沢があります。
プラコートは「■」がならび(画像中央下)、100年台紙は「●」が並んだ(画像右下)模様になっています。
※追加台紙について
100年台紙・プラコート台紙の場合、台紙の最高枚数は25枚となります。
台紙へ写真を綺麗に貼る
お客様の声で
「写真をきれいにまっすぐ台紙に貼るのが難しい」
とのお言葉を頂きました。
確かに、ガイドもなく大きな紙に写真をただ貼るということなので、それでキレイにならべるのは難しくて当たり前です。
「写真」自体が綺麗にまっすぐなので、綺麗に並べようとすればするほどずれが目立ってしまうかと思います。
写真を台紙にまっすぐ貼る時のコツです。
1. その台紙に貼る写真の並び(レイアウトを決める)
これは最初から直接アルバムに貼っていくのではなく、まずはレイアウト(写真を貼る場所)を決めることです。
2. 透明なフィルムはセロテープでとめるか、ちょっと重しを置いておさえておく
実際に台紙に写真を貼る時は剥した台紙のフィルムが戻ってくるとやりづらいので、剥いだフィルムの端を重しやセロテープなどで押さえておきます。
3. 方眼定規を使って写真を並べる
これが便利、方眼定規は全体的に線がはいっているので台紙の隅からの距離を測ったり、台紙に定規を貼りつけてまっすぐに写真を貼ることができます。
一度貼り付けた写真をはがすのは面倒ですよね。
装飾やコメントも一緒にレイアウトを考えると直接台紙にはって失敗することが少なくなります。ダイカットの細かいものは、はがすときにダメになってしまうものも多いので特に有効です。
「これはトリミングしよう」「2L版で目立たせよう」「ましかく写真にしてみよう」など、写真のサイズもこだわってレイアウトを楽しんでみてください。
参考 台紙の枚数と写真の枚数
台紙の枚数を考えるときの目安にしてください
L版の写真を1ページに5枚入れると
台紙:15枚(30ページ) 150枚
台紙:20枚(40ページ) 200枚
台紙:25枚(50ページ) 250枚
当店のましかく写真セットで1ページに9枚入れると
台紙:15枚(30ページ) 270枚
台紙:20枚(40ページ) 360枚
台紙:25枚(50ページ) 450枚
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