買付日記 はじめてのパリ2006編
買い付け日記 2006 フランス パリ (モノホワイト)
2006年 2月に生地やレースを探しにフランスへ行ってきました。
初めてのパリであっちーうろうろこっちーうろうろ・・・。
10日間でしたが、かわいいものや素敵なものにたくさん出会うことができました。
もし私みたいに見てまわるのが大好きな人がパリを旅行するなら・・・と思って
このページをつくりました。
ブログでも紹介しています、こちらもどうぞ
店長の工房日記 カテゴリ「パリ」
その1 ~ 蚤の市編 ~
私が20歳くらいの頃に"雑誌OLIVE"で知ってから、いつか行きたいと思っていた『パリの蚤の市』すっかり観光客相手になってしまっている・・と言われてはいるのですが、やっぱりワクワク♪
お手ごろなアンティークがたくさん並んでいますので、目をさら(-"-)のようにしてかわいいものを探しましょう!
レースなど状態がいいものはやっぱり高いけど、値段交渉も楽しみの一つ。お気に入りが見つかったら勇気を出してビシビシ値切ってみましょう。
私が探したのはアンティークのレース、子供服、カード、雑貨などなど・・・。
アンティークといっても20年前のものから200年前のものまでいろいろです。私はコレクターではないので、細かい年代まではわかりませんが、手で編まれたレースや綿ローンで作られた婦人用帽子など手に取るたび感動です。
子供服やベビードレスはあまりの可愛さにいくつか買ってきてしまいました。着せるためでなく、壁にかけてインテリアとして使うか、パターンをおこしてみようかと思っています。
いつかMonoWhite Antique のページができたらしあわせかも・・と夢をみながら。
アンティークレース
リボンレース、ハンカチ、スカーフ、洋服とアンティークレースを使ったものは豊富です。今ではとうていまねできない手織りのものや繊細なモチーフのものがあり、レース好きの人にはたまりません。
ピンタック、リボン使いはさすが歴史が違います。
状態のいいレースをあつかうお店では、店主がお洗濯してアイロンもかけてくれています。年代やでどころも親切に教えてくれます。やはりお値段も高いのですが、100年も前に作られた素材がきれいな状態で手にはいるってすごいことですからね。
安くて掘り出しものを!・・・という方には店先の山積みから探しだすことになるのですが、これまた結構楽しい♪
リボンレースは途中ほつれていたりシミがあったりするのでちゃんと確認したほうが良しです。
めぼしいものをいくつか見つけておいて、値段交渉になったら足したり引いたりしながらカシコク買いましょー。
ウエディングドレス
コットンのアンティークドレスありました!スカートにボリュームのあるものやトレーンタイプは見ませんでしたが、ワンピースでスタンドカラー、レースやピンタックがふんだんにほどこしてあるものなど見つけてしばしウットリ・・・(~_~)
私が見たのはクリニャンクールで何軒か。
アンティークレース専門店や古着屋さんの白コーナーを見るとあります。
カード
カード類はポストカード、グリーティングカードなど種類は豊富。上手く探せば状態のいいものもたくさんありそうです。ポストカードの裏に消印で19何年と押してあったりすると素直に感動ー(笑) 自分で額に入れて飾るために買うのなら価値など考えず可愛い!と思ったものを買いだめしておいて損はないはず。でも事前に石版印刷(リトグラフ)のものを見て勉強しとけばよかったかも・・と思いました。
私が買ったグリーティングカードは第二次世界大戦前くらいのものらしく、やさしい色合いがとても素敵です。ウエディングアルバムに入れるといいと思って買ってきたのでいつかご紹介したいと思っています。
子供服
今回の旅行で予想外だった買い物が「子供服」。あまりのかわいさに脱帽・・。
ワンピース、ベビードレス、帽子、ブラウスなどなど見てるだけでしあわせですが、あれもこれもとたくさん買っちゃいました(^.^) ワンピースはハイウエストでリボンやレースを通してあるものが多く、最初からホールがあるレースもよく見かけます。手縫いの服などみると、子供たちへの愛情が伝わってきます。洋服のつくりはシンプルなので、上にも書きましたがいつかパターンをおこして作ってみたいと思っています。
【クリニャンクール蚤の市】
土日月 10~18時
メトロ④ Porte de Clignancourt駅下車
一日ではまわりきれないくらい大きいので早起きがおすすめ。キーホルダーのお店もありました。
インテリアのブースはめちゃくちゃ巨大。
【ヴァンブ蚤の市】
土日 7~13時 メトロ⑬ Porte de Vanves駅下車 小規模ですが、ぐるりとまわると12時位になりました なんか状態の割には高いなぁという印象でした。欲しいものはちゃっかり値切りましょうね!
その2 ~ 生地屋さん編 ~
パリで素敵な生地とたくさん出会えました。
そこはウワサのモンマルトル界隈。そのあたり一帯が全部生地屋さんです。「例えて言うなら日暮里のよう」と、どのサイトにも書いてありましたが、残念!私は行ったことがありません(~_~)
洋裁とか手芸している人にはたまらない場所ですが、布に興味のない人にもある意味たまりません(笑) 決して旦那様とは一緒に行かないように!!
右を見ても左を見ても布〃〃
一軒づつのお店は小さいので足の踏み場がないくらい外にも中にも布が並んでいます。店先に店主がたっていると入りにくいですが、にっこり挨拶すれば大丈夫です。1M以上でないと売らないところもあるみたいですので、私みたいにフランス語がしゃべれない人はペンと紙があるといいかも。
モンマルトル界隈の生地屋さんは大きく4つにわかれていました。
手芸材料屋さん
ボタン・ブレード・リボン・レース・レースモチーフeteの専門店がいくつかありました。左の写真↓はボタンで有名なTissus Dam。きれいにディスプレイされているし外観もかわいい♪日本にないユニークなモチーフがたくさんあって、ただ覗くだけでも楽しいです。
材料屋さんはどちらかというと派手で目立つデザインのものが多い気がしました。ダンス衣装持参で選んでいるパリ娘さんを何人か見かけました。
衣装用生地屋さん
ラメ・スパンコール・サテンがキラキラ☆目にも鮮やかな原色の世界です。日本にもサテンなどはありますが、大柄の派手な物が豊富でした。目だってナンボのダンス衣装ですから派手でよいのです。生地のほかにもタンクトップなどのコスチュームやパーツ・ベルトなども一緒に置いてあるところがあって、まさにダンス天国?!
卸し?生地屋さん
特に専門性はないのですが、コットンからレースからなんでもかんでも所狭しと反が並んで、それでお店が埋めつくされているようすのお店。天井からサンプルがぶらさがり、足の踏み場もないので決して見やすくはないのですが、他店と比べてお値段が少し安かったりすることもあります。大体お店の店主は無愛想な人が多かったカナ・・・。
インテリア生地屋さん
私がかなり夢中になったのは、インテリアファブリック。
大好きなタフタ・ジャガード・ゴブランの宝庫です♪
シルクも平気で反ごと店先に置いてあったりと、かなりラフですが、日本のようにサンプル取寄せでなく現物をそのまま広げて見ることができるのがかなり嬉しい!
レースの歴史があるように、インテリアファブリックにも歴史が感じられます。色、柄、質感どれをとっても素敵なものがいっぱい!母子で来て、色を組み合わせながらカーテン素材を探したりと、生地を選ぶということが生活に密着している感じがすごくありました。価格は決して安くはなく、15ユーロくらいから。でも幅広です。
バックは重たくなりますが、日本じゃこんな風には選べません。気合で持って帰りましょう♪
【モンマルトル界隈の生地屋さん】
メトロ② Anvers駅下車
駅を降りて坂をあがるとサクレ・クール聖堂です。
その界隈に生地屋さんが並んでいます。
その3 ~ 食べ物編 ~
正直に申しますと、今回のパリ旅はいたって貧乏旅行。私たち夫婦の旅行は決まっていっつもこう。
"行きたい・見たい・買いたい" を最優先にするとホテル&食事のお金は必然的におさえぎみに、しかも今回は”プラス仕入れも”。
それでもせっかくだからカシコク楽しまなきゃ♪
と、いうことで題して『チープにパリで食べる』
スゥイーツ&カフェ
ウィンドーにならぶおいしそうなスゥイーツ。子供でなくてもべったりはりついて眺めていたくなるくらいキレイ♪
パリの街を歩くとそんなお店がいっぱい。おなかがすいてなくてもついつい買ってしまいます。タルトで5ユーロ(700円)くらいかな?下のエスプレッソと一緒に写っているのはレモンタルト。見た目のきれいさについつい。。。味は、って?う~ん、ちと甘いかなぁ。 そいでもって出てくるコーヒーがどこもエスプレッソ。自動販売機もエスプレッソ。アメリカン大好きな私には酷な10日間でした誰か普通のコーヒーをフランスで頼む方法を教えてぇ~(>_<)
チープな私は次回はゼッタイ保温できる水筒とフィルター付コーヒーもっていくのだ!
パン
シャレではないですが、フランスパンが美味しかったです。
0.9ユーロだから130円くらい。レジで指差すとパンの中央くらいを紙でクルクルっと巻いてハイっとくれます。蚤の市に行くときは、朝早くて時間がないからパンをかじりつつ行ってました。食べ損ないましたが、パニーニは美味しそうでした!
ワイン
スーパーのアルコールコーナーはさすがにワインが豊富、しかも安いっ♪(^_^.) 一日一本と決めて、毎晩ホテルで飲んでおりました。
3ユーロ(450円)くらいだせばかなり選べます。ためしに1.8ユーロくらいのものも買ってみましたが以外に飲めました。レストランではまぁまぁしますので、お店ではビール、帰ってからワインというパターンでした。
まぁワインの味はよくわかりませんが、日本で飲むハウスワインよりだんぜん美味です♪いいなぁフランス人。
そいでもってハムとチーズもとっても豊富。好きな人には天国かも
ムール貝のワイン蒸し
モンマルトルで知り合った地元パリっ子に「安くて美味しいのってなに?」と聞いたところ答えがこれ。しかもこれにポテトが山ほどついてさらにポテトはおかわり自由だったりするらしい。
それはたべねば!と探してムール貝の美味しいお店を発見しました!・・・でも住所がわかりませーん(涙)
シテ島かそこから渡ったとこくらい。近くにマックがありました。お店の概観は右下の写真です。チェーン店のレオン・ド・ブリュッセルに行くくらいならがんばって探すほうがおすすめ!
イスタンブール??料理
ごめんなさい、どこの国の料理なのか最後までよくわかりませんでしたが、パキスタンだかイスタンブールだかそのあたり?!
チープにおなかがいっぱいといえばここでしょう(写真下)。
いたるところにあるし、軒先に丸ごとグリルされたお肉がぶらさがっているのですぐわかります。注文をするとこのぶら下がったお肉を電気ノコみたいなのでガァーっと削って出してくれます。どこのお店も気さくなウエイトレスのおにいちゃんがニコニコしておいでおいでしてます。
大体「お肉+野菜+ポテト」がプレートにのって5ユーロほど。ナンはただでつけてくれたり食べ放題でした。二人で1プレートづつは多いくらい。テイクアウトもできますのでこれとワインを買ってホテルで乾杯♪・・・もいつものパターンでした。
あたしのひとりごと
パリは外食が高いなぁ~っというのが正直な感想。
二人で安くても飲み物あわせて30ユーロ(4,500円)はかかります。
物価の高いといわれる日本でも毎晩その金額で外食はしないでしょう? だからかもしれませんが、みんなメニュー選びにはとっても時間をかけていました。まだ決めないの?っていうくらい慎重に選んでました。
自炊できそうなとこだったら、市場で新鮮な野菜やくだものを買ってきて料理するのも楽しそうですよ(^.^)
その4 ~ かわいいお店編 ~
MonoWhiteの仕入が一通りおわったら、後はショッピングタイム。
はじめてのパリでうき♪うきです。
どこにかわいいお店があるかと出発前にネットで調べたものの、場所を見つけられなかったりと一苦労。
こうなればかたっぱしから!とあっちーうろうろ、こっちーうろうろ。
そうやって偶然入った細い路地にかわいいお店があったりするとめちゃめちゃ嬉しかったりします。
ほんとにおおざっぱで申し訳ないのですが、メトロを目印に動くととってもわかりやすかったです。
★マレ地区(4区)あたり
メトロでST PAULを出て、HOTEL VILLEあたりまでよく歩きました。小さな路地もどんどんゆくべし!
日曜日も開いているお店が多いです。ウインドディスプレイがかわいいお店は躊躇せず入りましょう。
★オペラ座・ルーブル美術館あたり
メトロCHUSSEE D'ANTIN-LAFAYETTEを出て、オペラ大通りへ。次回はぜったい入るぞルーブル美術館(T_T)
★バスティーユあたり
メトロBASTILLEを出て、LEDRU ROLLINへ行く途中はインテリアショップ多し。
もうちょっと足をのばしてアリグル広場までいくと市場で食材も見れて楽しい♪
★シテ島をわたって
ノートルダム大聖堂があるのはセーヌ川にぽっかり浮かんだシテ島、横にはサンルイ島。
そこから橋をわたって5区のほうにいくと細い路地にちょこちょこかわいいお店あり。
メトロCITEからでもいいし、ST MICHELでもOK。
★サクレクール寺院(18区)あたり
布地屋さんが多いサクレクール寺院周辺ですが、寺院が背後で右手に行くと雑貨店があり。メトロANVERS。
あと、凱旋門(メトロCHARLES DE GAULLE-ETOILE)でおりてヴィトンのビルをすごーいといいつつ大通りをうろうろウインドーショッピングはよろしいです。目の保養になります。
しかし歩きやすいカッコウで!とカジュアルすぎると私のように入りにくーいことになります。
お店に入ったらにっこり笑って「ボンジュール♪」とご挨拶をわすれずに・・・